雑記

爪切り嫌いな犬は大暴れ【嫌いにさせない育て方】

爪切りが嫌いなわんこ多くいると思います。
ここでは、嫌いにならない育て方というテーマで記載していきます。
テクニックというよりかは本質的なことを書いています。
すでに嫌いすぎて暴れる、攻撃的行動をとる、などの子は『なぜ嫌いなのか』、『飼い主が爪を切ったほうがいい理由』を参考にしていただけると幸いです。

犬はなぜ爪切りで暴れるのか

多くのわんこは爪切りが嫌いです。
嫌な事を避けようとするので暴れます。
暴れる理由は2つあります。

①爪切りの失敗経験、トラウマがある

爪には神経がつながってます。
深爪すると神経を切ってしまうと
犬は痛みで爪切り=痛い=嫌な事と判断します。

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【注意】切れない爪切りを使っていると、バチン!と爪先に衝撃があるので、繊細な子はこれも嫌いです!

②脚先の順化ができていない

犬にとって脚先は敏感なものです。
脚先を触られることに慣れていないと、爪切りより触られることに抵抗してストレスがかかります。
愛犬が爪切り以前に脚先を気持ちよく触らせてくれますか確認してみましょう。

順化(じゅんか) – 心理学上の概念。繰り返し提示される刺激によって同種の刺激に対する反応が次第に見られなくなっていく現象

ウィキペディア(Wikipedia)

脚先が触れられるのが苦手な子はまず慣らすことから始めましょう。

最初は優しく握手をするように触ってあげます。
肉球の表面を撫でるだけでも良いです。
慣れてきたら爪や肉球の隙間、肉球の間にある毛を引っ張ってみたり…

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これは慣らすことを目的としているので、
1回やったからOK。爪切りバチン!ということではありません。
日常の中で、テレビを見ている時、寝る間時など脚先を触る癖をつけておきましょう。

何故慣らす必要があるのか?

わんこが脚先に触れることに慣れているか慣れていないかによって、
爪切りの切りやすさは圧倒的に違います。
トリマーさんに預けると問答無用で爪を切られます。
とても上手に爪切りが出来るトリマーさんでも、
脚に触ること自体に抵抗する犬では、爪切りの難易度は上がります。
普段なら切ることのない神経を切ってしまう確率も上がります。
そして、嫌がることによって爪切りの時間はどんどん長くなっていきます。
そのことも犬にとっては暴れるなる理由につながります。

爪切りが嫌いじゃない犬の姿

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うとうとしながら爪を切られています。
暴れるという概念がありません。

POINT
  • 脚を触ることに抵抗や嫌がらないようしっかり慣らす

    日々、愛犬とのコミュニケーションで脚先を慣らし、リラックスしている状態の中で爪を切ってあげます。
  • 爪切りの金属部分を爪先に当ててみる愛犬の反応を観察しましょう

    爪に金属部分が当たってビクッ!となれば、初回は切らずにすべての爪に金具をあてるだけで終わりましょう。
  • 最初から爪切りに完璧を求めない

    飼い主さんも初めての爪切りは緊張すると思います。
    最初は本当に先端を切るのみにしてみましょう。
    また、全部の爪を一気に切らなくてはいけないルールはありません。
    愛犬の様子、そして飼い主さん自身のスキルによって【今日は前脚だけ】などにしても良いのです。
  • 飼い主さんもわんこも徐々にスキルアップしましょう。

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これは、飼い主である私がやるから信頼されて、この状態だと思います。
新しいトリミングサロンで知らないトリマーさんに切られれば違った対応をするかもしれません。

飼い主が爪を切ったほうがいい理由

愛犬の性格を理解している

自身の愛犬ですから、性格や許容範囲がわかると思います。
わからなければ、爪切りを当てた時、脚先を固定されたときの反応を観察してみてください。
前脚の片方の爪だけで限界が来てしまったならやめる判断ができますよね。

トリミングサロンでのトラウマを回避できる

トリマーさんが悪いわけではありませんが、
時間内にお仕事(爪切り)をしなくてはいけない以上、
一頭一頭の性格を詳細に理解し対応していくのは難しいのが本音です。
よく『飼い主では爪切らせてくれないけど、
トリマーさんだと切らせてくれる』という子がいますが、
それはトリマーさんが絶対に切るからです。
そして、可能な限り短時間で切ってくれるからです。
犬は嫌だけど、あきらめて切らせてくれるのです。

ストレスに晒されたケアは高齢時に大きな負担になる

一部のトリミングサロンでは、高齢犬をお断りしたりします。
それはストレスがかかるのをわかっているからです。
自宅である程度のケアが出来ていれば、高齢になった時も愛犬のケアをしっかりできます。
長期的に見ても飼い主自身が愛犬のケアをできるようになることは必要だと思います。

まとめ

爪切りの時に暴れさせないように、まずは脚先の順化をしてみましょう。
そして、トリマーさんに頼るのではなく、自分で愛犬の爪を切って爪切りのトラウマを回避しましょう。
長期的に見て愛犬のケアを飼い主自身ができるようになることは、
経済面的にも愛犬のストレスを考慮しても、メリットがあります。

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是非、チャレンジしてみてください♪