手作りごはんをスタートしたら愛犬のウンチの確認をしましょう。
ウンチは健康のパラメーターです。
食べた物が排泄されますので、確認することで改善することができます。
手作りご飯を食べている子のウンチの臭い
経験からもドッグフードを食べていたころに比べ、ウンチの臭いは各段に減ります。
臭いの原因となるものは、食材自体の臭いだったり、動物性たんぱく質を多く食べるとアンモニアが増えることが、臭いの原因になります。
私が与えている肉:野菜:穀物の割合は1:1~2:1なので、臭いはあまりしません。
手作りご飯を食べているのに気になるくらい『臭い』と感じれば、割合があっているか確認するきっかけになります。
手作りご飯のウンチの未消化物
手作りごはんを食べている子は、ウンチをすると未消化物が出てくる場合があります。
特に犬は野菜の消化が上手くありません。
カットした形で出てくることもあります。
未消化物が多いものは、消化されていませんので本来取るべき栄養素が取れていません。
栄養不足になる可能性がありますので、野菜を与える時はみじん切りやフードプレッサーで細かくしましょう。
お肉は大きくてもしっかり消化できるので、愛犬にとって食べごたえがある大きさにしましょう🎵
おしゃれなごはん、インスタ映えするようなごはんを作りたい方もいると思いますが、最終的には愛犬が消化できるかできないかになりますので、ウンチから出てしまっている場合は、その子にとって消化できない大きさだということを知りましょう。
ウンチの固さ
ブリストルスケールによる便の性状分類
ブリストルスケールは便のタイプ(硬さ)を7種類に分類した世界共通の尺度です。
2~5の固さであれば特に大きな改善は必要ないと言えます。
犬にとって軟便や下痢は不調のサインとなりますので、6と7は見逃さないようにしましょう。
ちなみに。犬は便秘をしません。
うらやましいですよね~(笑)
ウンチの色
皆さんが思っている正常なウンチは茶色から黄土色が多いと思います。
そして、ドッグフードを常食している犬は、基本的にはドッグフードに似た色で出てきます。
手作りごはんをあげている犬の場合は、食材の色が反映されることもありますので、よく観察しましょう。
にんじんやトマトが多く入っているご飯は濃い茶色から褐色系のウンチがでますし、トマトの皮は消化できずに出ることが多くみられますが、固さがしっかりしていれば、正常なウンチと判断できます。
ウンチの色を見ることによってどのあたりに異常があるかひとつの判断ができます。
茶色黄色:大腸系、小腸系
赤色:大腸の出血
緑色:食中毒
黒色灰色:腸の上部の出血、すい臓系、胆のう
ウンチのチェック一覧
固さと色それぞれの正常値と異常値がわかったと思います。
それを組み合わせた一覧表がこちらです。
赤カッコは要注意です。
下痢が続く場合、1日絶食させて様子をみましょう。脱水状態にならないよう、水分は与えてください。
異常が2~3日続き、元気がないようなことがあれば、動物病院で見てもらいましょう。
ウンチを病院に持っていく場合は、ティッシュなどの水分を吸ってしまうものではなくポリ袋などに入れましょう。
おしっこのパラメーター
ドッグフードを常食している子は、おしっこの回数が少なくて匂いが強い場合は水分不足と判断できます。
おしっこの状態がよくないと、将来的に結石などのトラブルになる場合がありますので注意しましょう。
理想は薄い黄色、臭いはほどほどです。
おしっこは量が少なくなると色は濃くなります。
朝一番のおしっこは濃くても問題ありません。
手作りごはんを与えている子は基本的に食材から80%の水分をとれるので、
あまり心配はありません。
おしっこに血が混じる血尿などがあった場合は、病院へ行きましょう。
手作りご飯を食べている子は尿検査した場合に尿比重の低下、phの変化が起こりますが、
お医者様に手作りご飯を与えていることを伝えてください。
正常基準値がドライフード前提になっています。
いかがでしたか?
手作りご飯をスタートしたら確認してほしい排泄物のお話でした。
是非、参考にしてください♪