今回、お迎えしたチワワがタレ耳だった為、立ち耳にするべく矯正をしました。
その経過レポートとなります。
タレ耳の子の参考になれば幸いです。
- チワワのタレ耳は異常なことなのか?
- チワワのタレ耳のメリット/デメリットを知りたい
- チワワのタレ耳を矯正したい
- 矯正するときの注意点
チワワの耳について
チワワの耳って本来は立っているの?タレているの??
多くの成犬チワワはたち耳が多いと思います。
うちのぱんくんも立ち耳です。
子犬の時はタレ耳だけど、成長とともに立ち耳になった子も多いと思います。
ブリーダーさんによると大体、子犬の時の耳の大きさで【タレ耳になりそうな子】がわかるようです。
うちのブリーダーさんは基本的に個性だと思って、手を加えませんが、他のブリーダーさんはお客さんの手に渡る前に50日前後から矯正をしておくようです。(もちろん個体差あり)
確かに、ほぼ同じ月齢時のぱんくんとペコリアの時の耳の大きさが違い、
ペコリアはもともとタレ耳なのがよくわかります。
チワワのタレ耳は異常なのか?
結論からいいますと、まったく異常ではありません。
国際畜犬連盟(FCI)が定めているチワワのスタンダード(犬種標準)としては、たれ耳は残念ながら失格対象とのことですが、ドッグショーに出場する予定の無い家庭犬であれば十分個性になるかと思います。
チワワのスタンダード(犬種標準)について
チワワのスタンダード(犬種標準)について|チワワ専門ブリーダーブランバーズ (bramvers.jp)
チワワのタレ耳のメリット/デメリット
タレ耳チワワでメリットデメリットをあげてみました。
こちらは見た目、美醜に関してですので、それが良い悪いという意味ではありません。
個人の意見になりますことをご了承ください。
立ち耳の場合
・喜怒哀楽によって耳がねたり、前向きに立ったり表情が豊かに見える
・チワワという犬種に認識されやすい
タレ耳の場合
・お耳がねているので、通気性が悪くお耳の掃除頻度が高くなる
※放置しているとマラセチア性外耳炎になる。
・ミックス犬(チワワ×ペキニーズ)に間違われる
チワワのタレ耳の矯正方法
チワワの耳の矯正方法はいくつかあるようですが、
私はブリーダーさん指導のもと行いました。
そのやり方と注意点をお伝えできればと思います。
①耳を真ん中で折りたたみます。
②頭蓋骨と垂直になる状態をキープします。
③耳の付け根から上へ螺旋状にテープを巻いていきます。
テープはサージカルテープを使います。
(私は粘着力が強いとはがすときに苦労しそうだったので、自分の洋服で数回貼ったりはがしたりして粘着力を弱めてから使いました。)
注)この時に巻く回数が多いとテープの重さで下がってしまうので、なるべく巻く回数は少ない方がいいとのこと。
はい!
こんな風に宇宙人みたいになります(笑)
まず期間ですが、矯正できる期間は子犬の時期、
約6か月までにしたほうがいいとのことです。
矯正期間はまず2週間テープを巻きます。
その間、5日に1度はお耳掃除をします。
2週間たった後、1日休憩し、たち具合を確認します。
まだタレている場合は、5日矯正し、様子を見る…の繰り返しとなります。
我が家のペコリアの場合
我が家は矯正期間は2週間と決めておりました。
長期間着けておきたくないことと、垂れてもよいと思っています。
しかし、一応チワワを迎えたので、矯正も経験として、立ったらラッキーぐらいでチャレンジしました。
初日
初日はブリーダーさんに巻いてもらい、やり方を教えてもらいました。
本人は割とマイペースで耳を掻くそぶりもありましたが、
さほど頻繁でなく、強いストレスにはなっていないようでした。
当時は生後56日ということもあり、よくわかっていない状況だったと思います(笑)
5日目
ブリーダーさんがつけてくれた状態から巻き直さなかったので、
だいぶ全体的に垂れ下がっていて耳が横向きになっていますが、耳自体はまっすぐになりました!
ここで初めてのお耳掃除をしました。
やはりちょっと汚れている…
ブリーダーさんに連絡したら、汚れているけど炎症などは起こっていないので問題ないといわれました。
10日目
テープを張るのも慣れてきた頃…
やはり、テープの重さなのか巻いた耳が、数日すると横に垂れ下がってきます。
そこで、作戦を変えました!
垂れないように支えあう方法です!
この状態はだいぶ皆に笑われました(笑)
お兄ちゃんのぱんくんが遊ぶときに、このわっか部分を引っ張るので、
監視付きで遊ばせたり、他のものにひっかけないよう注意していました^^;
14日目
支えあう方法がうまくいきまして!
見事、ペコリアの耳は真上に立ちました!!!!
炎症も起きておらず、耳の裏の毛が抜けていないことから、強いストレスで掻いてないことがわかります。
(嫌がる子は搔きすぎて耳の裏の毛が無くなってしまうようです。)
ブリーダーさんにもおほめ頂き、矯正を終了することにしました。
17日目
朝、起きるとタレて、昼間は立ち耳になっていることが多かったのですが、
その後、完全にタレ耳に戻ってしまいました(笑)
まぁ、どんな耳でもよかったので、タレ耳を愛していいこと思います♪
その後
タレ耳のペコリアをよろしくお願いいたします!と終ろうと思いましたが、
最近は耳の根本が立ってきて垂れている部分が少なくなってきました。
ん??これは立つのかも??
成長とともに立つ可能性もまだまだありそうです♪
その際は、またブログを更新してこの場でご報告させていただきます。
耳の矯正をする際の注意点
耳の矯正は必須ではありません。
わんちゃんの性格で、耳の違和感に過剰反応して搔きむしったりする子もいます。
また、テープの素材が皮膚とあわず爛れる子もいます。
その場合は、矯正をあきらめるという選択も必要かと思います。
また、世間の目を気にする場合は注意が必要です。
私自身Twitterで矯正中の写真を公開した際に、ご意見いただくこともありました。
ここの部分はいろいろな考えをお持ちの方もいると思いますし、虐待とみられる場合もあるなと身に染みて感じました。
矯正をしたい方はそういった世間の声もある事を知ってもらえたらいいかなと思います。
参考になれば嬉しいです!
その後4ヶ月になり、耳が飼い主の想像の斜め横をいった成長をしています。
下記ブログにて追加記載いたしました。