我が家のゴールデンレトリバーが前十字靭帯断裂し、
その時の状況や治療方法、治療費について記載いたします。
手術したのは2018年11月です。
インターネットで症状は調べられても実際の経緯や治療費って具体的に書いてないですよね。
私はいつもそのあたりが気になるので、愛犬の前十字靭帯断裂の経緯や治療費などについて記事にしました。
あくまで我が家の場合であること、
当時の治療内容及び経緯になることをご了承ください。
- 前十字靭帯断裂の治療方法について知りたい方
- 手術費用を知りたい方
- 手術後の生活、活躍を知りたい方
- 手術後のリハビリ方法を知りたい方
患者
テオちゃん
ゴールデンレトリバー
避妊済み メス
11歳(当時)
体重27キロ
経緯と状態
ドッグランで遊んでいる最中に、フェンスに手をかけて仁王立ちになりました。
呼び寄せるために名前を呼ぶと、フェンスにかけていた手を放して着地したときから左後脚をびっこ引き始めました。
そのまま少し様子を見ましたが、左後脚が地面につかない状態となりました。
すぐに伏せしてしまい、動かなくなってしまいました。
治療
診断の結果は前十字靭帯断裂とのことでした。
大型犬の治療は外科的手術が一番とのことでした。
下記リンクの病院ホームページは前十字靭帯断裂についてとても詳しく記載してくれています。
前十字靭帯断裂
前十字靭帯断裂:整形外科:診療科目:エルムス動物医療センター (eug.jp)
前十字靭帯とは大腿骨と脛骨をつなぐ膝の中の靭帯で、膝を安定化させる靭帯です。
この靭帯が切れる事で膝の安定性が失われ、痛みや違和感により跛行(歩行異常)が起こります。
うちの愛犬が手術した病院はこちらの病院ではないのですが、
このページと同じことを、ほぼ全部説明してくれました。
それだけ丁寧に説明してくれていたことに、いまさらながら感動しました。
外科的手術法
・関節外法(flo法)
・脛骨高平部水平化骨切術(TPLO)
詳しい手術内容は上記リンクで確認いただきたいですが、
担当の先生に言われた各手術の特徴があります。
関節外法(flo法)の特徴
・手術費が当院の場合324,000円(8%税込み)
・手術費用がTPLO手術より安い
・手術後安静期間 8~12週
・安静期間が長いので、反対の脚に負担が大きく、反対脚も前十字靭帯断裂する可能性がある
・短期間で人口靭帯が切れたり、ゆるんだりする可能性がある
脛骨高平部水平化骨切術(TPLO)の特徴
・手術費が当院の場合486,000円(8%税込み)
・手術費用が高額
・手術後安静期間 2週
・安静期間が短く、犬のストレスがかかりにくい
・金属プレートなので丈夫で長持ちする
・走れるようになります!のお墨付き
私は脛骨高平部水平化骨切術(TPLO)手術を選びました。
正直、手術費が高額というデメリットを除けば脛骨高平部水平化骨切術(TPLO)にするしかないと思います。
何より、【走れるようになります】のお言葉が嬉しかったのを覚えています。
※関節外法(flo法)でも走れるようになると思いますが、
人口靭帯が切れることを心配して走ることをセーブさせてしまいそうな自分がいました。
手術
手術は無事成功しました!
先生も『しっかりプレート固定できましたよ』なんて言ってくれました(笑)
目が覚めたら早速、面会に行きました。
とっても元気そうだし、手術したばかりなので、すでに歩けていることにびっくりしました。
入院期間は約1週間ほどです。
無事に帰ってきた後は、お散歩などはしばらく控えて、3日目以降は家の中で普通に過ごしました。
その後、1ヶ月で通院、3ヶ月、半年、1年と通院し経過観察しました。
11歳の高齢犬でしたが、順調に回復していきました。
手術後のリハビリ
先生から運動の許可をもらったので、
ドッグリゾートwoofにリハビリに行きました。
この施設は25mの大型プールがあり、怪我をする前からもよく行っていましたが、
リハビリという名目もあり通うようになりました。
先生からは運動に水泳はとても良い効果が得られるとのお墨付きでした。
しかし、「今回手術した時に金属プレートを入れているので、
金属が冷えるので長く泳がせると冷えるので注意するように。」とのことでした。
今までは、永遠と泳ぎ≪せっかく来たなら沢山遊びたい精神≫で長時間滞在しておりましたが、
リハビリも兼ねているので、量より質だと思い、短時間でしっかり泳いでもらうようにしました。
こういう時にレトリバーはお水が好きでよかったと思うばかりです♪
術後の回復、完治
11月に手術をして、翌年の3月に下旬にはスノートレッキングに行きました。
もちろん、先生に許可を頂いてです。
3月下旬ということもあり、ふわふわの雪ではありませんでしたが、
雪が大好きなテオちゃんにとっては嬉しそうでした。
諦めていた雪のシーズンに間に合ってよかったです♪
喜び遊ぶ姿をみて、怪我を克服したんだなと実感しました。
2019年の12月には館山の砂丘で思いっきり走るテオちゃんです。
本当に楽しそうに走れるようになりました。
治療費について
今回、私は脛骨高平部水平化骨切術(TPLO)という手術方法を選びました。
明細を紛失してしまったので、覚えている&クレジット明細の範囲内です。
手術費:486,000円
※入院費、術後検査費込み
術前の検査費:17,280円
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503,280円
当時、アニコムの動物保険に入っていました。
その時の我が家の契約内容はこちらです。
- 支払い割合50%
- 通院1日あたり最高10,000円
- 手術費1回あたり最高100,000円
結果、今回の手術費として保険から約170,000円でました。
飼い主負担として約33万の支払いになりました。
手術した病院について
私が手術をお願いした病院は地元では有名です。
県外からも愛犬の為にいらっしゃる方が多いようです。
腫瘍科、整形外科、皮膚科、循環器科、眼科など各専門分野はわかれており、
専任した先生がいらっしゃいます。
現在は、専門分野も増えてきましたが、
初めてこちらを受診したのは約8年ほど前です。
当時は腫瘍発覚の時に見てもらいましたが、
その時から腫瘍科として専門にやられていたので知名度がありました。
人間顔負けの設備と診察時もWEB予約が出来ます。
テオちゃんの最後の治療、余命申告されたのもこちらの動物病院です。
テオちゃんが亡くなった後に、お礼とあいさつに伺いました。
人気のある病院で、なかでもお忙しい整形外科の先生だったので、
お礼の品だけ受付に渡して帰ろうと思ったら、
すぐに先生が時間を作ってくださり、直接お礼を伝えることが出来ました。
そんな姿勢にますます感動し、信頼の厚い病院です。
本当に感謝しかありません。
神奈川の病院ですが、もしどこか知りたい方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。
こちらの記事内では病院名を伏せさせていただきます。
我が子が怪我したら不安ですよね。
私も当時はインターネットで情報を集めました。
うちのテオちゃんは手術成功し亡くなるまで沢山遊んで、沢山走りました。
誰かの参考になればうれしいです♪